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まったく更新していなかったブログです。久しぶりに更新します。
いちご事業所管理者の稲葉です。
日常の中でちょっとした出来事があったりしますがなかなか更新することができずにいました。
昨日は入居者を連れて消防署へ行き、地震体験や風水害体験を行いました。
地震体験では震度7の地震を体験したりして、揺れの大きさにびっくりしてしまいました。
風水害の体験でも、3Dメガネをつけて、実際に風を感じることができる疑似体験では、「おお~」「きゃーすごーい」と同行した理事長が一番いい反応をしていました。(笑)
この反応には、施設の担当者も「いい反応してますね!!!」と太鼓判。また、体験室を利用する時は理事長は必ず同行です!
最後に入口で写真を撮りました。3年経っても相変わらず、まとまりのない集合写真ですがそこがメロンぽくていいのかなとも思います。
このメンバーで丸3年暮らしてきました。これからも穏やかな日常が過ごせますように、、、と切に願っています。
こんばんは。メロン管理者の稲葉です。
数年前に花粉症と診断された私は、ここ数日は症状がひどく仕事どころではありません(笑)
さて、今日は入居者のAさんの居室の紹介です。
彼女は、とにかく工作が好きで、写真のように部屋には今までに作った作品が所狭しと置かれています。
主に、NHKの教育番組のキャラクターや、自分自身で創造したキャラクターだったりいろいろです。
材料も、通所先の作業所でもらってきた段ボールやチラシにティッシュに画用紙など、身近にあるものを器用に選びながら作品を作っています。
今、障害者の芸術作品(アウトサイダーアート)が注目を浴びる中で、彼女の作品もそういった類のものなのかもしれません。
僕が学生時代に旭川から全国で展覧会を行った、「アールブリュット/交差する魂」という展覧会がとても衝撃的だったことを思い出します。当時、記念講演を聴くことができたことが、今でもいい思い出になっています。
当時、印象的だったのが、日本の入所施設で暮らす知的障害者の方の作品で、A4の紙に図形のようなものがたくさん書かれている束の作品でした。
職員は、毎日、毎日書かれていく”謎の紙”が多く溜まると処分をしたそうですが、その”謎の紙”に興味を持った職員が本人といろいろと関わる中で日記と判明した、というエピソードがある作品です。
そんあ作品が美術館にあると”価値ある作品”として、当時の僕は「もったいないなぁ・・・なんで価値に気づかなかったんだ」と心の中では思っていましたが、あれから15年近くたち、その職員側にたつと、「部屋が作品で埋もれるから処分しても仕方がない」と思ってしまいます。まったく見方が変わるだけで身勝手な人だと自分自身でも思います。
メロンのAさんに話を戻すと、彼女の作る作品もまた、膨大な量になり、「お別れ」と銘打って溜まりすぎると一部を処分したりします。
この作品に芸術としての価値があるかは人それぞれですが、彼女にとっては唯一無二の作品であり、たとえ高額で取引されることになったとしてもそう簡単には手放すことはないのかもしれません。商売として作品を作っている訳ではないからです。
作品として”形あるもの”に評価される傾向はありますが、表現としての評価という視点だと、字も絵も描けなくても同じように表現はできると思います。
話すことができなくても、言葉以上の表現で物事を伝えてくれる障害者はたくさんいますし、そういう意味では表現者としては(相手に伝えるという意味では)一流のアーティストなのかもしれません。
こんばんは。メロン管理者の稲葉です。
だいぶ暖かくなりましたが、日によって寒かったりと、衣類の調整がとても難しい今日この頃です。
衣類選択は世話人によって、体感温度が違うためかまったく統一ができません。真夏や真冬などハッキリと暑い・寒いが分かる季節は統一ができるのですが、この時期は世話人によってバラバラです。(ジャンパーを着る・着ないが世話人によって判断が分かれる感じです。)
さて、ピースの理事長である安達が昨年から介護職員初任者研修の研修を受講しています。障害の福祉ですと実務のみなら介護職員初任者研修(通称、初任者研修)を取得しておくと一通りの業務はできるようになります。
僕も、ハローワーク主催で行っている職業訓練でヘルパー2級(初任者研修)を取得し、社協の奨学金制度を利用して実務者研修を取得し、実務年数を満たしたので介護福祉士を取得しました。今、本業で生涯の仕事だと今は思っている福祉の仕事はさまざまな制度のおかげでほぼ無料で取得できました。(ちょっとした自慢です。(笑)
理事長も、受講がとても楽しいと話してくれますし、資格取得後はガンガン移動支援のヘルパーとして働いてもらう予定です。(ピースの移動支援拡大する、、、かも!?)
ただいま、勉強中の理事長と同じく勉強されている方からお菓子をいただきました。
入居者のみなさんでおいしくいただきました。ありがとうございます。
明けましておめでとうございます。ピースは今年の7月1日で丸3年となり、4年目に突入します。
この3年はコロナがあったりと今まで想像していた運営とは違った運営となりました。
一方で、あらゆる自粛から緩和された部分では、だいぶ外出もしやすくなりましたし、入居者の方々もたくさん出かけることができつつあるこの頃です。
ショートステイ事業もコロナ渦の中にありながらも、利用してくれる方々が増えました。
特に児童の方の受け入れがスタート時よりも多くなってきた印象があります。
今年もショートステイは頑張って運営しますので、たくさんご利用お待ちしています。
今日は暇な管理者が近くのセブンに肉まん買いに入居者さん連れていきました。(笑)
肉まんはちかくのちびっこ広場で食べました。20分程度の散歩ですが、こういう時間を大切にしたいと思います!
こんにちは。NPO法人ピースの稲葉です。まったくブログ更新ができていませんでした。
今回は、メロンでの生活の様子を紹介したいと思います。
メロンの入居者は原則として日中活動先(生活介護や就労支援B型など)の事業所に通所をしています。
なので、平日の日中はそれぞれの事業所に通所をしています。
平日は、起床して出発、帰宅して就寝までが世話人の仕事となります。(だいたいお母さんと同じ動きです。)
休日は、メロンで過ごす方と自宅で過ごす方に大きく2つに分かれます。
では、休日の過ごし方として、何をしているか、よく聞かれる質問です。
これも人により様々で、グループホームで過ごす方もいますし、家族と出かける方もいますし、一人で外出する方もいます。
では、一人では出かけることが難しい入居者はどうするかというと、移動支援を利用して外出をしたりします。
ピースは、グループホームの事業を行ういちご事業所の他に、移動支援を行う“すいか事業所”を設けています。
事業所といっても、同じ法人内にあるので垣根はあまりありません。
では、すいか事業所を法人内に設けたのかというと、
・生活と移動支援が同一法人内で完結すること
・柔軟に予定調整を行い、移動支援の利用ができること
があげられます。特に、柔軟な予定調整は大きなメリットになります。
入居者のあんなところへ行ってみたい、こんな場所に行ってみたい、ということに対して迅速な対応ができたりしますし、生活と外出が繋がりますので一体的な支援ができると考えます。
なので、入居者のみなさんはヘルパーさんが来る日をいつも待ち遠しく待っています。
こんにちは。メロン管理者の稲葉です。最弱だと思っていた台風15号がまさかの大雨でした。
ピースの近くには栃山川という河川があり、反乱危険水位に達して夜中中アラームが鳴っていました。
氾濫しなくてひとまず安心です。
さて、今回は外出の様子を紹介します。
ピースでは主に入居者を対象に移動支援(外出ヘルパー)を利用して各々に行きたい場所に行きます。
A君は久しぶりにバスの旅です。
焼津市自主運行バスに乗車して、市内をグルグルと周り日本坂パーキングエリアで昼食を摂りました。
バスがとても好きなA君は終始ニコニコして外出を楽しんでいたようです。(ヘルパーからの報告でした。)
※この移動支援事業は地域生活支援事業という事業に割り当てられていて、地域の特性に沿ったサービスの提供を行えるように指定権者が各市町村になっています。ですので、制度に関する解釈は各市町によって若干違いがあったりもします。
こんばんは。メロン管理者の稲葉です。週末は夏季休暇で入居者の方々は実家などへ帰省をしました。
当初、ピースは家族とグループホームに一本線を引いて、基本的にはグループホームで過ごすことを前提とした事業運営を目指していました。(スタート前です。)
これは単に僕が以前の職場でそうであったからです。
ただ、実際はそう思うようにもいかず、いろんな課題も山積する状況となり、家族の力も借りながらの運営に徐々になっていきました。
今は、それでいいと思います。結局、入居者の生活が充実できるのであれば、フォーマルかインフォーマルか、事業所か家庭か、、、はあまり線引きをしないことがいいのかもしれません。
さて、防災訓練です。
今回は平日の夕方に行いました。実際に火災報知器を鳴らして、施設外に避難をする訓練です。
平時の職員の数ですと、全員の誘導を行うことは難しく、入居者同士で協力をし合いながら避難を行いました。
外へ避難をして、点呼をします。ショートステイは利用者6名、全員避難。グループホームは入居者10名ですが、数えると・・・
9名
一人、避難できずに居室にいました。
避難の際の点呼はとても大切です。
後日、そんな話を僕の友達の消防士にしたら、「あー」というリアクション。
「訓練で失敗して、それを次の訓練に活かせればいいと思うから、今回はいいんじゃない?」とのこと。
確かに訓練でしたので、実際に有事が起きた際にこのようなことがないように再度検討を行う必要があると感じました。
ピースの建物はスプリンクラーの設置がされているので、火災に対してはかなり強い建物になっています。(スプリンクラーの設置があるために新築した感じです。。。)
消防法の(6)項ロに該当する福祉施設ですので、スプリンクラーの設置が必須となります。
スプリンクラーの設置が必要ということは、火災が起きた際に自力での避難が困難な利用者いるということが前提となっているとのことです。
(確かに、初回の訓練では2名ほど避難できませんでした。)
設備に頼るだけではなく、日頃から防災意識を持ちながら訓練を行えたらと思います。
こんにちは。メロン管理者の稲葉です。
今日は選挙です。メロンに住民票のある入居者は選挙に近くの大島体育館へ行きました。
18歳以上の日本国民に与えられる選挙権ですが、しっかりとその権利の行使と義務を果たしています。
基本的に選挙は介助者が同行しての投票ではなく、選挙管理委員が立ち合い、または代筆を行います。
なので、僕は会場まで連れていき、入り口で待っているだけです。
字が書けなくても代筆してくれるので選挙に参加できますし、懇切丁寧に選挙管理員が介助してくれます。
(例えば、投票したい候補者がいない場合(白票)はどのように選挙管理員が本人の意思を汲み取るのかとふと疑問になることがあります。。。笑)
社会人として、政治に参加することは大切だと思います。(福祉は政治のあり方で大きく変わる可能性もありますし、、、)
障害の有無に限らず選挙に普通に行って普通に投票ができることは、ノーマライゼーションが日本でも浸透しているのかな、とも思います。
ちなみに僕は期日前投票を行いました。
こんにちは。メロン管理者の稲葉です。
昨夜のグループホームは夜更かし者だらけでした。
まず、こちら。僕の弟でもありますがまったく寝ません。
24:00まで食堂に座り込み、廊下に座り込み、世話人室に座り込み、、、いろんなところで座り込んでいます。
最初は優しい口調で、「もう寝る時間だし、明日はヘルパーさんあるよ」と伝えますが首を横に振り続けます。
途中からは、「起きててもいいけど、人の部屋には入らない」ということだけ伝えました。
眠そうな様子なのに、頑固に起きています。手なんてホカホカです。
続いてはこちらSくんです。
「ひゃー」と雄叫びが聞こえたので見に行くとおもちゃを箱から出し散らかしていました。
様子を見に僕が行くと目が合い、スクッと立ち上がりこちらへ来ます。
どうやらおもちゃの電源をいれて欲しい様子です。
ただいま、22:00
他の入居者さんも寝ているので、「今日はもう寝る時間だよ」と伝え、おもちゃを片付け布団をかけました。
その30分後、入居者のDくんの部屋の前でおもちゃを持って立っていると、報告を受け駆けつけて再び居室に戻り就寝を促しようやく寝ました。
グループホームでは規則正しい生活をしていると思っておられるかもしれませんが、それは間違いで、”概ね規則正しい生活”をしています。
一晩寝ない日があったり、夜寝つきが悪いこともあるようです。
僕の心の中で、(早く寝てくれ・・・)と思えば思うほど、まったく寝る気配がなかったりします。
僕の心の中で、(寝なくていいから、静かにしてて・・・)と思うと案外寝てくれます。
人が何を考えているのか、なにをどう感じているかは僕には分かりませんが、こういう夜もあるのが実際です。(メロンはですが!)
一応、補足ですが普段は規則正しく21時頃にはみんな就寝して5時台に起床する、健康的な生活をみなさん送っています。(一部の入居者を除く)
こんばんは。メロンの管理者の稲葉です。
2年前の今日、ピースはスタートをしました。なのでピースは2歳です。
2歳の子供は、いっちょ前に偉そうなことを言ったり、二三語文で会話ができたりするぐらいでしょうか。
2年の月日はあっという間でしたが、ここ最近、ようやく”支援”と呼べる対応が少しづつあります。
(全体的にはまだまだこれからです)
ピースは障害者の家族が主体となって立ち上げた法人です。
まず、法人格を得るために、NPO法人の取得を目指しました。
静岡県の”ふじのくにNPO活動支援センター”に行き、NPOとは何か、法人を立ち上げるにあたっての書類の作成や定款の制定を行いました。ここで法人名をどうするのか考えていた中で、理事長の愛犬の名前がピースで、「いい名前だね!」ということで法人名はピースとしました。(ラブ&ピースのピースではありません。犬の名前のピースです。)
法人格を取得後に、いろいろとありましたがグループホームの建設となりました福祉サービスをはじめるにあたって、それぞれに名称が必要になりました。名前の候補の中で、メロンにはギリシア語で”夢・希望”という意味があり、これまた「いいね!」となりグループホームがメロンとなりました。
ショートステイは専用棟でサービスの提供を行うことにしたので、「メロンがあるなら、レモンだね!」というよく分からない段取りを経てショートステイはレモンとなりました。
福祉サービスの申請を県に出す際に、事業所名が必要となり”いちご新聞”にインスパイアされて”いちご事業所”と名付けました。
同時期に、移動支援専用事業所(焼津市・藤枝市と契約)の指定にあたりこれまた事業所名が必要になり、”すいか事業所”と名付けました。
ピースの名称の一覧としては、
法人名:NPO法人ピース
障害福祉サービス:事業所名 いちご事業所
グループホーム棟:メロン
ショートステイ棟:レモン
地域生活支援事業(移動支援)事業所名 すいか事業所
となっています。特に名前に思い入れ等ないですが、契約時に、「いちご事業所レモン」と紹介すると、クスッと笑ってくれます。
多くの人は、「ピース」と親しんでくれることがとても嬉しいです。
ピースのロゴは、犬のピースがモデルです。
毎日を1日づつ積み重ねながら穏やかな日常が送れるようにピースに関係する人達が一致団結して頑張っていきたいと思います。